青春にしては酷すぎる。
中学生の頃初めて携帯を持つ。
これが私の変態強度を高めてしまったといっても過言ではない。
初期のWS003SHではなくそのハイスペック版WS004SHを手にした中学生は家族のパソコンではなく手元で広がるインターネットの広さを知る。
もちろん中学生、進む方向は言わずもがな、エロである。エロ要素を手に入れるため今となっては、LTEの速度制限ぐらいの回線速度でWindows CEのブラウザのもっさり感も相まってPCサイトの画像の読み込み時には風邪を引いてしまう不安がよぎるほどWS004SHの画面に恋をしていた。
好奇心は人を成長させる。これを裏付けるかのような端末だった。思い出いっぱい。お宝いっぱい。
以降、アドエス(ほんとかどうかはわからないが1000台限定ピーチブロッサム)に機種変更をし私のW-ZERO3歴は幕を閉じると同時にそこには人生最大の出会いがあった。
以降、一生愛し続けると心から思える愛しい彼女のお話し。
時は変わって2009年DOCOMOよりblackberry bold 9000が発売される。衝撃を受け持っていた財産すべてを握りしめ手に入れる。
ストレート筐体にツブツブのキーボード、側面を覆うシルバーのベゼル。なんといっても革チックなバッテリーカバーにwindows mobile とは比べ物にならない洗礼されたUIとくりくりかわいいトラックボール。
完全に恋をしました。
携帯端末をただの道具として見てきた私にはこの感情をなんと表現したらいいものかわからないお子ちゃまでしたが、眺めていると気が遠くなるほどでした。
それからの人生初めて彼女が出来た時のような、ただポケットに彼女が入ってるだけで毎日幸せな気分で「いつまでも一緒だよ」なんて握りしめた彼女によくつぶやいたものです。
形振り構わず一瞬で燃え上がった恋は比例直線のような遥か斜め上へ向かうはずだったのだが…
第二章 永遠の約束。そしてまだ見ぬ病へ
つづく。
ほんとうに大好きで今では所有blackberry100台超えました。
フルコンプ目指してるのですが、なかなか手に入らないものも多々あります。
追々御紹介できればとおもいます。
blackberry社のハードウェア撤退ニュースを見て勢いで書いてみました。